2012年8月25日土曜日

老人介護施設の母の姿を見て

93歳の私の母が、大きな自宅を出てついに老人介護施設に
行ってしまいました。私は最後まで反対したのですが、同居している
実娘・養子夫婦が面倒をみないので仕方なくそういう事になりました。
私が会社を一時や休んで介護のみに専念すると懇願したのですが、受け入れ
られず私に黙って入れてしまいました。そんな事あって良いのでしょうか?
今日こうして生きていられるのも、先人の並々ならぬ犠牲・忍耐・努力・辛抱・・・・・・
が在るからなのに、感謝の気持ちは何処に行ってしまったの?
きっと、どの家庭にも起こり得る事だとおもいます。
日本華道協会の理事・日本茶道協会の理事等など日本の伝統文化を親善大使として
アメリカ・ベルギー・中国・イギリス・・・各国へ行ったり、京都では十二単衣をきておすべらかし
と言う髪を結い京都御所で献茶・献花したり、靖国神社では年に何回も御霊を慰霊する為に
献花はかかしませんでした。俳句にもたけていて皇室の歌会初めにもお呼ばれしていました。
とにかく、日本の伝統文化に貢献した母で、私は尊敬しています。そんな、活躍していた母の
寂しげな姿は胸が痛いです。いつも帰る時に、母の手を握り「離れていても、心はひとつだよ」
と言って帰ります。私も帰る道々色々昔の事を思い出し、母への感謝の気持ちで涙してしまいます。こうしているうちに、いつか別れが来るのでしょう。時よ止まれ・・・・・・・・・・・・・

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